有給ないけど退職代行なら即日退職出来る？無断欠勤になるリスクは？

退職代行を使えば即日退職出来る事は別の記事で書きましたが、有給が残っていない、有給残日数が足りないという方も居ると思います。

でも会社は直ぐに辞めたい、有給が入るまで仕事を続ける気力が無い、辞められないならバックレてしまうか考えているという方のために、有給が無くても即日退職可能なのかについて書いています。

まだ有給が残っているという方はこちらの記事で有給を使って即日退職する方法を説明しています。

有給なしでも退職代行を使えば即日退職は可能

結論から言うと、有給なしでも即日退職は可能です。

会社をバックレるか迷うくらい追い詰められている人も、有給がないからと言って諦める必要はありません。

ただし有給を使って即日退職するのとは違い、どうしてもあなたにデメリットがあるのは覚えておいてください。

有給があれば出勤する日を有給消化で相殺する事が可能なので、会社に出勤することなく実質即日退職する事が容易ですが

有給が無い場合は2週間後まで出勤しなければいけないことになるので、即日退職すると会社を欠勤する事になります。

有給なしの即日退職は欠勤になるデメリットがある

あなたの会社の給料の計算方法によりますが、退職後に貰える給料は欠勤した分だけ少なくなります。

会社が即日退職を認めてその日の内に退職扱いしてくれるなら欠勤にはなりませんが、２週間の出勤期間は無くならないのでどうしようも無いです。

２週間よりも早く退職出来たにしろ、欠勤したにしろ、働いた日数が減るのは変わりは無いのでその分給料が少なくなるのは覚悟しなければいけません。

このデメリットを回避する方法としては、有給が入るまで我慢して働き続けるしかないです。

退職代行を考えるくらい精神的に追い詰められている場合は、会社をバックレたことになるよりはるかにマシだと考えて欠勤になる事を受け入れましょう。

欠勤を認めて貰えないと出勤しなければいけない場合もある

欠勤すれば即日退職出来るとは言いましたが、２週間分の出勤義務があなたには残っています。

自己都合で今日で仕事を辞めます。もう出勤しません。という言い分は会社側からすれば無責任な行動と捉えられても仕方がありません。

会社側から最後まで責任を持って出勤しろと言われる場合がありますし、交渉しても欠勤を認めて貰えない場合もあります。

退職代行サービスでは、退職の申し出を会社に伝えることしか出来ないので、即日退職出来ず会社から出勤要請があれば労働契約を結んでいるあなたは２週間出勤しなければいけない事もあります。

労働基準法で決められている通り、２週間後に退職する権利はあなたにあるのですが、逆に言えば２週間経つまでは会社の主張の方が強いという事です。

無断欠勤として減給されてしまうデメリットはある

有給が無い状態で即日退職を決行した場合、会社から欠勤を認めて貰えるなら給料が減るだけでそれ以上の何も問題は有りません。

ですが欠勤を認められていない場合、そのまま退職してしまうと連絡無しで無断欠勤したと扱われてしまう可能性もあります。

あなたが退職代行を通して欠勤にしてくれと伝えていても、会社は欠勤を認めていないのでそれを守らず無断で欠勤したというように捉えられてしまうという事ですね。

• 退職代行から欠勤する事を言われたけど会社としては認めたつもりはない。
• 本人から欠勤の連絡を受けていないので知らない。

このような理由を付けて無断欠勤として処理される事もあります。

就業規則違反として支払われる給料から減給される程度のデメリットは起こる可能性があるという事を覚悟しておきましょう。

懲戒免職になるリスクもある事を覚えておこう

無断欠勤にされたとしても、最終的に無事退職出来れば特に大きな問題にはならないのです。

しかし、会社では１４日以上連絡が取れない

出勤の意思が見られない社員に対して、懲戒免職の処分をすることが出来ます。

会社としても、社員がいつまでも雇用者として会社に籍があると社会保険料や雇用保険を負担しなければならないので、連絡が取れない場合はクビにして会社が負担している保険料を払わないように出来るという事です。

それが最短で２週間という事ですね。

あなたが退職代行を使って即日退職したつもりでも、会社が欠勤を認めていないと２週間無断欠勤で連絡も取れないので懲戒免職にしましたと言われてしまう可能性があるという事です。

自分の会社から懲戒免職者を出したくないと考えている会社も多いので、即日退社したからと言って実際に起こる可能性は低いリスクなのですが

個人で経営しているような小さな企業や、労働環境が普段からブラックな企業だと、あなたに急に辞められて人手が足りなくなったり、いきなり会社に来なくなった事に怒って懲戒免職や最悪の場合は損害賠償の請求をされるといったリスクに発展する事も有り得ない事ではないので注意が必要です。

ですが懲戒免職は会社から労働者に与える最も重いペナルティなので、労働基準法で簡単には懲戒免職に出来ないよう労働者も守られています。

あなたが無断欠勤をするに至った理由が少しでも会社にあると考えられる場合

• パワハラやセクハラを受けていた
• サービス残業をしていた
• 残業を強要されていた
• 労働環境が悪く精神的に参っていた（うつ症状）
• 有給や退職願いを何度も拒否されていた
• 体調が悪くても休みを認めて貰えない

自分では『どうしようもない理由で会社を無断欠勤するに至った』と説明できれば懲戒免職は適用されない事がほとんどです。

ただし、あなたがただ会社に行きたくない、面倒くさい、働きたくないなど労働者として怠慢なだけと判断された場合は懲戒免職になる事があります。

損害賠償を請求されることはあるのか？

退職代行や無断欠勤の話になると損害賠償の請求に関して心配される方は多いですが、実際に損害賠償を請求されることはほぼありません。

損害賠償を請求するには、弁護士に相談して裁判を起こす必要があるので、会社としてもかなりの時間と費用と人手を掛ける事になります。

会社のルーティーンワークを行っている一人の社員に損害賠償の訴えを起こすというのは、会社として裁判に勝てても全く割に合わないのでそこまでする事は無いと言い切ってもよいと思います。

ただし、あなたが大きな商談や開発プロジェクトに関わっていて、商談が失敗した、開発が止まってしまったというケースや

納期に間に合わず、あなたが働いていた会社と取引先の会社間での揉め事に発展するような損害が発生した場合は、あなたに対して損害賠償を請求される可能性はあります。

会社に有給はない・使えないと言われたらどうすれば良い？

有給休暇の有無は会社の意思で決められるものではありません。

労働基準法で、決められた時間以上働いた方には労働時間や日数に応じた有給休暇が支給されます。

有給を使用する事も労働者の権利として認められているので、今は忙しいから別の日にしてくれなどと言われることはありますが、会社の都合で拒否する事は本来出来ないのです。

会社側が有給が無い、使えないというのは労働基準法違反になるとも言い切れる問題発言です。

弁護士交渉のある退職代行サービスで有給を請求しよう

実際は有給を自由に使う権利が労働者側にあると分かっていても、高圧的な態度や文句を言って有給を使わせないようにする会社があるのは事実です。

このような会社に勤めている方は、民間企業の退職代行サービスに依頼しても会社に有給消化や即日退職を拒否されて退職が長引く可能性が高いでしょう。

民間企業の退職代行サービスでは、退職や有給を拒否されたときにそれ以上の交渉が出来ません。

事前に弁護士による法的交渉が可能な退職代行サービスに依頼する事で、会社が有給は使わせない等と主張してきたときに違法性を説明して交渉して貰うことが出来ます。

今まで使わせてもらえなかった分の有給を全て消化して、会社に給料を払わせることも可能なのでお勧めです。

即日退職で無断欠勤や損害倍書に発展するリスクを回避する方法

あなたが知りたいのは、有給が無いのはどうしようもない、でも直ぐに会社は辞めたい、でもリスクがあるのは嫌だ。

ではどうすれば良いのか？という事ですよね？

そのまま体調不良や家庭の事情で仕事を続けることが難しくなったというような言い訳を作っておけば

無断欠勤や懲戒免職になるようなリスクに発展させることは難しいですし、会社側もあなたの退職を了承せざるを得ないような状況になるでしょう。

不謹慎に聞こえるかもしれませんが、今はコロナ禍なので、コロナウィルス感染を理由に会社を休んでそのまま辞めるというような事を考える人も居るみたいです。

コロナに感染した等という理由を使うと、本当かどうか確認するために保証をするから後で診断書を提出してくれ等と言われる場合もありますが、必要ないとして拒否すれば退社扱いになった後でわざわざ会社に連絡する必要もありませんからね。

一般的にそのような事をしたら、マナー違反だとかクズだと言われてしまうかもしれませんが、あなたは過酷な労働環境を強要されて即日退職を考えるほど精神的にも参っているわけですから

そのような会社に温情を持つ必要はありません。

あなたが心身共に楽になってストレスのない社会生活を送れるようになる事が一番です。

有給休暇が足りない、もう残っていないという方でも退職代行を使えば即日退職可能という事がお分かりいただけたでしょうか？

有給が無いから退職代行が使えないんだと思っていた方も、リスクを冒してまで会社をバックレる必要は無いと理解できたと思います。

有給が支給されるまで無理に働いて、あなた自身が壊れてしまう方がよっぽどリスクです。

自分の事を一番大切に考えて退職代行を決行してくださいね。

即日退職を希望なら退職代行SARABAに相談するのがおすすめです。